儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

ハイハイジェッツ2019年発表オリジナル楽曲のまとめ的なもの

去年の12月に「2019年発表のハイハイオリ曲まとめ書く!!」と言っていましたが、ようやく書きあがり無事周りのおたくにも押し付けが完了したので、ブログ用に少し書き直したものを載せておきます。貼りつけてみたら想像以上に長かったので追記に入れました。勢いで書いたものを勢いで貼りつけたのでちまちま修正していくことになると思います……

以下オリ曲まとめ。

HiHi Jets 2019年3月~9月発表オリジナル曲まとめ

去年の1月に書いたハイハイのオリ曲まとめ的なものが「良い感じに狂気じみてる!」と多方面から好評 (?)だったので2019年3月~9月に発表された曲のまとめ的なものも書いてみました。なお、今回は取り上げた楽曲の過半数が映像作品のテーマソングであることや、メンバー2人の活動自粛に触れていることから前回に比べ汚い思いをぶつけている箇所が多くなっていると思うのですが、一おたくの戯言として軽く流していただけたら幸いです。

 

☆情熱ジャンボリー
作詞︰MiNE 作曲︰川口進/MiNE/Atsushi Shimada 編曲︰Atsushi Shimada

 2019年3月にTDCで行われた「JOHNNYS' Experience」にて初披露された楽曲です。テレビ東京系列で放送されているアニメ「爆丸バトルプラネット」のOPテーマに起用されました。 正直な話、この曲のファーストインプレッションはあまりよくありませんでした。湘南○風チックかと思いきやそこまではっちゃけてる曲でもないし、かと言ってぶりっこ甘めの曲でもない。児童向けアニメのテーマソングだから頭に残りやすいメロディなのかな、とも思うのですが、いざ歌おうと思うとあれ? となってしまう。つまり実際のところそうでもない……あまりぴんとこない、というのが正直な感想でした。

 しかし、それが覆されたのが2019年5月にシアタークリエで行われた「ジャニーズ銀座2019」だったのです。「爆丸バトルプラネット」の設定を踏まえたミニコントからの軽快な笛の音。「ハイハイ、ハイ、 ハイハイジェッツ!」というアイドル曲にありがちなグループ名連呼歌詞。間奏のエアバンドや、ローラーだからこそできる「かごめかごめ」そやさく衝突……ありとあらゆる「アイドルらしいこと」を全力でやり切るメンバーが超かわいい!全てがありきたりでありがちだけど「でも」というか「だからこそ」楽しい。大人になりかけの少年が全力で歌うからこそ輝く良さがあります。そしてサビは観客側も真似できる手の振り付け……正直言ってクリエで一番熱くなれた曲でした。つまり、音源で聞くよりも現場で聴いたほうが盛り上がれる曲だったのです。あんなにぐだぐだ言っていたわたしも、この公演が終わるころにはすっかり「情熱ジャンボリー」支持者になっておりました。完全にやられてしまったのです。8月には何故かタオル曲になってしまいましたが(……)ドーンでは踊ってくれることを期待しています。

 

☆Be my story
作詞・作曲:中村崇人

 前述の「情熱ジャンボリー」同様、2019年3月に行われた「JOHNNYS' Experience」で初披露された楽曲です。アニメ「爆丸バトルプラネット」のEDテーマ曲として起用されました。児童向けアニメの主題歌に相応しい、友情を歌った曲。誰が歌っても馴染むような、受け入れられやすい曲、というのが第一印象でした。ただ、だからこそ「ありがち」感が拭えず、どうしてもわたしの中では輪郭がぼんやりとしたままだったのが正直なところです。でも、その感覚はきっと「ハイハイジェッツ」という限りなくリアルに近い物語の枠組みの中でこの曲を捉えようとしていたことの弊害だったのだと思います。

 話は変わりますが、昨今この国には「エモい」の時代が来ているらしいです。00年代が「ヤバい」なら 10年代〜20年代は「エモい」の時代だぞ! と言っても過言ではないくらいの勢いでこの言葉は日々の生活に浸透しています。(でも「エモい」ってわたし的には死語のイメージの方が強いんですよね。でんぱ組に、あえて90年代っぽく作られている「冬へと走り出すお!」という曲があって、その中に「ハートは弾ける エモきゅんすぎて」というフレーズがあるんですけれど、その印象が強いというか。 高校入学したくらいの頃はわざと昔っぽい言い回しをしたいときに「エモい」と使っていたので、その頃の感覚が未だに抜けません。そもそも「エモい」の時代はいつから始まったんだろう? 高1の夏に友達との会話の中で「エモい」と言ったらなんじゃそりゃって顔された記憶があるからその後なのかしらん。でもその年の秋の文化祭では先輩たちが「エモい!!」って連呼してたから2016年頃にはじわじわと広まってたのかなーーそんなわけでちょろっと調べてみたら「今年の新語2016」の第2位にランクインしていたのでやっぱり「エモい」の時代は2016年頃に始まったようです。Twitterのリア垢で使い始めた時期についてアンケートを取ったら2017年に集中していて2018年が次点だったから、2016年頃にじわじわと広まって2017年に大爆発、2018 年には一般的に、というのがわたし的解釈です。話が逸れ過ぎました。戻します。)とりあえず感情が揺すぶられるようなことがあったら「エモい」と言っておけ! という風潮があり、もはや趣のあることや懐かしさを感じること、感動といった従来の意味とはまた少し違う「エモい」という新たな概念も生まれつつありますが、そういった「エモい」の流行はアイドルのおたくにも広まっているような気がします。

 生身の人間に物語をつけること。感動的に演出すること。もちろん、それらは今に始まったことではないですし、 元来「アイドル」とは物語消費的側面の強い商品ではあると思います。しかし、それにしても「エモい」の流れの中でアイドルという商品の物語化が、作り手ではなく受け手によって、過激化している気がするのです。例えば、優斗くんの入所から現在に至るまでの背景と、それに付随するドラマチックなエピソードの 数々にはわたしもうっとりしてしまうことが多々あるのですけれど、それらを集めて「エモい」というラベリングをして消費する傾向が強いように思えるんですよね。「伝説に成る」という言葉を取ってみても、 8.8以降大袈裟に語る人が多く見られる気がします。心の琴線に触れたものを集めて、どこが良いのかを吟味するよりも、「エモい」というラベリングが出来るものを集めてそれらに陶酔する。もはやその行為は物語を消費しているのではなく、「エモい物語」という要素を消費しているようにすら思えます。最近の「掛け持ち」が当たり前になっている流れも、そういった「エモい物語」という要素を出来るだけ広い範囲からかき集めて楽しむ人が多いからなのかもしれません。 兎にも角にも、いまやアイドルおたくにも「エモい」の流れが来ているわけです。そして、「Be my story」はハイハイジェッツに見出される「エモい物語」の要素の一つになっているように見えるのです。 だから、9月10日や1月1日に、この曲の歌詞が引用されたツイートをいくつも目にしたのでしょう。そんな中で、わたしはそれに違和感を覚えずにはいられませんでした。決してそういうツイートが嫌というわけではありませんし、否定する気もないのですが、「ハイハイって『Be my story』みたいな子たちかな?」と自問自答した際に「はい」と はすぐに言えなかったのです。もっと変わり者、もっときれいじゃない、もっと生々しい、そういう子た ちじゃない?(別にこれはハイをdisっているわけではないです。生身の人間だから今挙げたような面もあるだろうし<例えば練習のやり方で喧嘩して頭突きするとか>その「人間らしさ」こそが美しいのだと思います。)「僕らはどんな未来だとしても乗り越えてくんだ」って歌ってるけど、どうせだったら「待ってる試練もしれっと乗り切」ってほしいし! そうわたしは考えていました。 でも、よくよく考えてみればこれっておかしなことですよね。だって、誰もこの曲をハイハイの物語として捉えよ、なんてことは一言も言っていません。というか、アニメEDなのだからアニメの曲として認識した方が正解に近いはずです。にも関わらず、わたしは解釈違いモンスターになり、たらたらたらたら「なんかぼんやりしてる……」などと抜かしていたのです。つまり、この曲を「ハイハイが歌うハイハイの 曲」だと思っているわたしこそが間違いだったのです。無理にハイハイの持つ「エモい物語」という要素の一つとして捉えようとしていたのは、他の誰でもなくわたしだったのです。

 確かに、この曲はハイハイらしい曲、ハイハイにしか歌えない曲、とは言えないかもしれません。ですが、それはアイドル楽曲として劣っていることを意味するわけではないのでしょう。自分自身ではない他の誰かの物語を歌うこと。それもきっと、アイドル楽曲の、そしてアイドルの役目なのです。

 

☆Eyes of the future
作詞︰AKIRA  作曲:LAURIDSEN CHRISTOFFER/OEHRN ANDREAS/SMITH HENRIK MARTIN

 2019年8月に開催されていた「パパママ一番!裸の少年 夏祭り」で初披露された楽曲です。コンサートではアンコール前最後に歌われました。アップテンポのメロディに英語のフレーズやスペイン語のカウントなどが散りばめられていて、耳に残る格好良い曲。「時は2019年」「We're gonna be a legend.」など、発表された当時の「ハイハイジェッツ」を現すフレーズがいくつもあり、ハイのオリ曲の中でも1 位、2位を争うくらいに好きな一曲です。(ていうかおたくなら誰だってこういう曲好きでしょう!笑)そ のため、この曲は聴けばすぐに――ハイハイの歌っている曲、という意味ではなく、ハイハイを描いた曲という意味で――「ハイハイの曲」だと分かると思うのですけれど、そのようなフレーズを差し置いて、 他の何よりも「ハイハイジェッツらしい」部分は「1,2,3 let’s fly to the moon」というフレーズだとわたしは考えています。というのも、「to the moon」というフレーズは「HiHi Jets」のバラードアレンジバー ジョン「Hi Hi JET TO THE MOON」にも存在しているからです。

 わたしは去年のオリ曲まとめで「Hi Hi JET TO THE MOON」について書いたとき、「moon」という単語は舞台「JOHNNYS' World」2幕の宇宙のシーンの要素の一つとして存在しているはずだと述べ、あまり触れませんでした。ですが、今「Eyes of~」を念頭に置いて考えると、月はハイハイジェッツの目指す未来を表しているのではないか、と思うのです。

 「Eyes of~」はその題名通り、彼らが今見つめている未来を描いた曲です。その曲のAメロ、ほぼ始まりの部分に上記のフレーズは存在しています。そして、そのちょくぜんのフレーズは「Future rider's on the ride」 ということは、この曲で描かれる彼らの見つめる未来、向かう未来とは月と表現できるのではないでしょうか。言い換えるならば、ハイハイジェッツ5人が一つの宇宙船に乗り月へ向かうような――それこそ、「JOHNNYS' World」の2幕のような――イメージが最適かもしれません。この舞台の2幕は13か月目を探し求めるところから始まります。辿り着いた場所は宇宙。これは作り手であるジャニーさんの精神世界を表していると考えられます。そうすると、そこで繰り広げられるショーはアメリカンエンターテイメントへの憧憬や、平和への希求を表現しているのではないでしょうか。そんな、ジャニーさんの精神世界へと向かう場面の初めで瑞稀くんが「It’s a passport to the moon, Hi Hi JET」と歌っていたのです。きっとジャニーさんはHiHi Jetsという宇宙船に自分のお気に入りの子どもたちを乗せ、自分の理想のエンターテイメントを廻る旅に出したのでしょう。そして、その宇宙船はジャニーさん亡き今でも月という目的地――これはきっと、輝かしい未来、「brighter future」とも言い換えられるかもしれませんが――に向かう旅を続けているはずです。その証拠に、今でも彼らはこの曲に乗せて「to the moon」と歌っているのでしょう。

 また、それと同時に、彼らにとってどれだけジャニーさんの存在が大きかったのか、ということもこの曲から分かるような気がします。 この曲を初めて聴いたとき、「ハイハイは本当に伝説に成っちゃうんだ!」という気持ちと同時に、あのラップ詞を自ら書き、そして歌う16歳の男の子に頼もしさを覚えました。「生きるその姿を空の果てに響かせて」「黙って見とけよ成功者」というフレーズで気が付いたのですけれど、あのラップ詞ってジャニーさんのことを書いたものなんですよね。おたく側がこの曲を聴いて「ハイハイの曲だ」と思うということは、歌っている本人たちにとっても同様に大切な曲だと予想できます。そこで、ジャニーさんが出てくるということは、彼らにとってそれだけ重要な人物と言えるのではないでしょうか。以前「ハイハイははしみずのもとに生まれたグループ」というようなことを書きましたが、じゃあその作り手は誰なんだ、という話になればそれはジャニーさんなんですよね。そうなると、彼ら自身の手で作り上げたエンターテイメントの中にも、ジャニーさんの存在が多少なりとも見えるはずです。そしてジャニーさんという道標は、今でも変わらず彼らの中に存在し続けているとわたしは思います。

 それと同時に思うのは(6月の終盤に書き起こした、と伝記に書いてあったので亡くなる前に書いたものである可能性の方が高いのですが)そのくらい大切な存在を亡くしても、悲しみに浸り続けるのではなく、「エンターテイメント」という形で昇華させていることに畏怖の念すら抱いた、ということです。まだ身近な人の死を経験したことがなくてもおかしくないくらい若いのに、そこで立ち止まるのではなく、その人の存在を心の中に置きながら進んでいこうとする姿勢に、「自分はきっとここまで強く生きられない」と心を打たれました。もちろん、それは猪狩だけではなくて、ハイハイジェッツ5人全員に対して抱いている気持ちです。あの状況下で毎回毎回懸命にステージに立ってくれていた2019年夏を、わたしはきっと忘れないと思います。 ただ、だからこそ彼らのことが心配になることもありました。それこそ、優斗くんが伝記に書いていたように、身近な人の死って悲しい、辛い、だけじゃなくて恐怖心を生じさせることもあるでしょう。また、あのような多忙な生活の中では心のバランスが取れなくなってもおかしくありません。それに、この曲が発表されて1か月強の間に様々なことが起こり、ハイハイを取り巻く状況は大きく変わってしまいました。その上、彼らのことを見守ってくれていたジャニーさんは、いない。そんな中で、ハイハイジェッツとして今まで持ち続けてきたマインドを貫き通すこと、どんな視線を向けられてもステージに立ち続けること、それらがどんなに大変なことか、苦しいことか。もちろん、わたしはその姿に何度も救われてきました。けれど、それと同時にわたしが彼らを「アイドル」として見ることで、「アイドル」として存在させることで、彼らを苦しませているのではないかという気持ちになることもありました。もし、彼らが「ハイハイジェッツ」として生きることで、苦しみを抱えてしまうのだとしたら、(おこがましい表現になってしまうけれど)わたしもそれを助長させている要因の一つなのではないか、と。多分、わたしがROTのようなアイドルドキュメンタリーに対して過剰に嫌悪感を抱いてしまうのは、彼らの苦悩をエンターテイメ ントとして演出するやり方に、アイドルおたくである自分の汚さを見てしまうからなのだと思います。

 でも、わたしがこんな風に重々しく考えていても、いつだってハイハイはステージの上では何もないように笑っていて。それこそ、この曲の歌詞のように、無邪気に、でもどこか覚悟を決めた目で、現実味を帯び始めた輝かしい未来を見つめているのです。そんな彼らを見るたび、ああ自分は愚かで何も分かっていないのだなあ、と思い知らされています。

こんな風に、過去の曲やジャニーさんのことを思い出させたり、彼らのことを心配させてきたり、はたまた「5人は『誰のためでなく俺のため』にハイハイジェッツとして生きているんだよ!」と頭を小突いたりしてくれるこの曲は、やっぱり「ハイハイジェッツの曲」なのでしょう。

 

☆ZENSHIN
作詞・作曲︰久下真音

 2019年7月よりBS日テレにて放送されていた連続ドラマ「恋の病と野郎組」の主題歌です。「パパママ 一番!裸の少年 夏祭り」ではドラマをモチーフにした寸劇の後に披露されていました。「走れ 走れ 青春だ」「これは恋の病」など、ドラマにリンクしたフレーズが多々あり、これぞまさにアイドルドラマのために作られたアイドルソング! 何度も繰り返し登場する三本締めは客席側も一緒に参加するのがお決まりで、おたくも一緒に楽しめる曲です。(これこそタオルソングになったら悲しいよねーーー………笑)

 この曲について考えるとき、真っ先に思い浮かぶのは「恋の病と野郎組」最終話のエンディングです。 このドラマは、毎回「男子高校生あるある」をテーマに主演を務める8人のジュニアが即興で演じた映像がエンディングとして使われていました。ですが、最終話だけ趣向が異なり、一人ずつ役を脱ぎ、この世界に実在する一人の少年として「10年後の自分へ」というテーマでカメラに向かって語りかける映像だったのです。未来の自分を励ます子や、未来のためにこれからも頑張ると誓う子、はたまた未来の自分に質問をする子……一人ひとり問いかける内容こそは違うものの、8人全員の瞳に輝かしい未来が映っていました。きっと、青春ってこういう風に、目の前に夢中になれるものがあって、かつ未来を楽しみに見つめることのできる時期のことを言うのだと思います。「君にとって明日はどんな未来だ」という歌詞に代表されるように、この曲はそんな「未来を見つめる」という行為を明るく爽やかに歌いだした一曲です。

 

☆Make you wonder
作詞:ATSUSHI SHIMADA
作曲:ATSUSHI SHIMADA/SUSUMU KAWAGUCHI/BOSTROM FREDRIK HAKAN/SAFSUND LARS GUNNAR

 2019年9月に帝国劇場にて上演された舞台「DREAM BOYS」にて初披露された楽曲です。作中ではOP後に歌われる曲でした。また、2幕でも美 少年と7MEN侍の「Walking to the end」とミックスされたものが歌われていました。

 「I wanna make you shine.」と歌いながらも「I need your love.」と繰り返す歌詞。この曲に関しては以前も書きましたが(→/)大人への入り口に立ちながらも、まだ弱い部分を強く残す少年像の見える曲、というのがわたし個人の解釈です。シンデレラガールの「I wanna be your sunshine.」と、ハビドリの「You're my sunshine.」の間の曲、というような表現もしたかもしれません。「あなたを輝かせる」と言いながらも「あなたの愛が必要」と歌う曖昧さや、強さの中に垣間見える弱さ、儚さが少年らしく、また10代のジュニア特有の勢いも感じさせられ、2019年夏までのハイハイにぴったりな曲じゃないか!と心震えたのを覚えています。そして、この曲を作ってもらえたということがただただ嬉しかった。わたしがハイハイに未来を見ているのは間違いではないと、誰の目から見てもハイハイの伝説はもう始まっているのだと言ってもらえたような気がしたのです。ただ、それに気が付いたときには既に世界が夏とは180度変わってしまっていて。そのコントラストが強すぎて。だからこそ、目の前に立ちはだかる現実とのギャップに苦しくもなりました。

 9月に起こったことはなかったことにはなりません。美しい物語にも出来ませんし、きっとこれからハイハイに何かある度取り沙汰されるはずです。それと同じように、この曲を聴くたびにあの忌々しい9月を思い出すことになるのでしょう。でも、同時にあの駆け抜けた夏も思い出されるはずで、だからこそ、 この曲のことがこんなにも愛おしいのだと思います。

 この2018年8月から2019年9月までの間だけでハイハイのオリジナル曲は7曲も増えました。この時期はちょうどメンバー全員が10代であった最後の時期とも被っています。そんな時期に発表された数々の曲の中でも、大人でも子どもでもない時期にいるハイハイジェッツの姿を最も鮮やかに描き出した曲は「Make you wonder」であると私は思います。

 

 

以上オリ曲まとめでした!お察しの通りわたしはめいきゅーわんだーが大好きです……早く5人ver.が見たい!!!