儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

宝箱開けたら全部こぼれそうで キラキラ閉じ込めて胸の奥で鍵をかける

第4回日記祭に参加します(12/10・下北沢BONUS TRACK)

明日開催の第4回日記祭に参加します!

通し出店なので、一日中ブースにいる予定です。文フリ同様、お友達と二人で作った交換日記本と、わたし個人の日記本を持っていきます!この日記を読んでいる人ならもう知っているとは思いますが、おしゃれなことも、ちょっといいことも書けないわたしなので、干からびた人間の日常がつらつらと書かれたものになっています。フリーペーパーも持っていく予定ですので、お気軽に遊びに来てください!

それでもほらもうすぐ幕が開く

はしみずは2009年入所なので、18~19歳で入所10年だったわけですが、その頃のわたしはと言うと「二人にはぜひともベリの「普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?」を歌ってほしい!」とたびたび口にしていました。あの頃、はしみずと同年代で10年もやっている子なんて他にいなかったから特別感があったのですよね。でも、今日ふと、ハイハイ全員アイドル歴が10年を越すまであと1年半ということに気が付き、5人でこの曲が歌えるじゃないか!!と考えておりました。で、改めてこの曲を聴いたわけですが、ううう、なんだか物凄く胸に刺さってしまいました……19歳の頃のわたしはこの曲をまともに理解できていなかったのですね……特に「ママのダメだしはきついけど 言ってる意味は確かに分かるよ それでもほらもうすぐ幕が開く」の部分が響きます。結婚して子ども(=歌詞の一人称)を育てた<普通>の女性である「ママ」から、<普通>ではない生き方について口を出されていて、<普通>の魅力も社会からの要請も頭では理解している。<それでも><幕が開>いたらアイドルとして歌い踊るしかない、というか、それ以外の選択肢はもう見えなくなっている……<普通>ではいられない、自ら<普通>ではない道を突き進む、弱いけど強い女の子たちの歌なのだ、ということに初めて気が付きました。アイドルについて歌ったメタ曲って数多く存在していますけど、この曲はアイドルだけじゃなくて、それ以外の<普通>ではない道を進む女の子をも肯定しているような気がして、自分のもののようにも思えるから好きです。と同時に、やっぱりハイに歌ってほしい!という気持ちになりました。5人横並びでパンチしてる画は絶対にかわいいと思うの!!ぜひ2025年全国ツアーのセトリの真ん中辺りに入れてほしいですね。イケボファイブが五等分の気持ちを歌っていたんだからいけるはずだ!!と思っています。今までハイハイに歌ってほしい女子ドル楽曲♡とかって言ってましたけど、実際のところ、男の子の声で歌うってどうするの?と、なかなかリアルな想像はできていなかったんですよね。でもイケボファイブが男の子の声でごとよめ楽曲を歌っていて、やってみれば案外良い感じになるものなのか!!と目からうろこ。というわけで、再びハイに歌ってほしい女子ドル楽曲をじゃんじゃん探して行こうと思っております。

文フリありがとうございました

書く書く詐欺をしていてすみません……文フリありがとうございました!

これは望さんと撮った写真です。望さんはこの日延々とテニミュの話をしていました。わたしはこの日だけでテニミュに詳しくなりました。

わたしは終日日記の方のブースにいたのですが、アイドルミニコミの方にも足を運んでくれた方が来てくださったり、見本誌コーナーで見つけてくださった方がいたり……色々な方に手に取っていただけて嬉しかったです!哲学、精神分析に興味のある方や、バルトが好きという方、ハイハイ担の方などなど、様々な方とお話しできて、とっても楽しい一日でした。予想外にひらいて本を買ってくださった方が多くて、それにもびっくり!もし買ってくださった方の中で、ここを見ている方がいらっしゃいましたら、あなたがひらいてをどう読んだかも教えてください。

日記本2種類については日記祭の後に書こうと思っているので、今回はアイドルミニコミの方に書いた墜廃ドラマについてだけ。今回の論考のタイトルは「まともじゃないのがちょうどいいの?:ロラン・バルトにおける「中性」と『墜落JKと廃人教師』」で、以前にも書いたように、「まともじゃないのがちょうどいいの」をタイトルにしたい!という気持ちだけで書き始めました。この曲はもともと好きだったのですが、ブーストの入場前で後ろにいた知らない涼くん担の人が「幸せの皺寄せは昨日の中にあるから、きっと良い席が引ける!」みたいなことを言っているのを聞いて以来、なんだかいいな~と思っていたのですよね。で、そこから「まともじゃないのがちょうどいいの」をタイトルにした論考を書きたい!これに「?」をつけたら更にかわいいに違いない!と思い、タイトルと題材が決定。その後4カ月ほど放置し、原稿締め切りの二週間くらい前から墜廃ドラマを見始めた……というとんでもない書き方をしました。ただ、バルトの喪の日記、明るい部屋を使いたいな、というのは前々から決めていて、というのも、エンディングの映像が先生の<部屋>だったからなのです。連想ゲームのような感じですが、喪の日記、母(のような存在)との離別、新たな生、眠りと覚醒……と一つずつ整理し、最終的に「扇言の生を巡る物語ではなく、先生の生を言祝ぐ物語として読もう!」とまとまりました。ただ改めて自分の書いた文章を読むと、「生徒と教師」であることの必然性についての言及が足りないなという反省もあり……ぐるぐるぐる……「まともじゃない」ことで救われる瞬間というものが確かにあって、「吊り橋効果」のどきどきもあるけれど、一方でその「ゆるさ」への惹かれもあるのかな。わたしは「生徒と教師」ものが結構好きなんですけど、それについてももっと考えたいですね。全然関係ありませんが、墜廃ドラマの注目ポイントの一つには、扇言の私服の可愛さもあると思っています。ゆったりとしたワンピースがかわいい!!扇言に憧れてきれいめのワンピースを探しております。

12月10日には下北沢のBONUS TRACKで開催される日記祭に参加します!こちらもよろしくお願いいたします。

追記で拍手のお返事です。

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すみません、文フリのまとめ日記は土曜に書きます……(拍手の返信もその際に書きます!感想ありがとうございます)

こたつ、少しずつ見ています。順基がかわいい!ここ数か月、わたしは威張ってる男の人を「かわいい」と感じるのだな、と気付いたのですが、あの不貞腐れっぷり、棚上げっぷり、あああ、かわいいです……実際に自分の子どもがあんな感じだったらいらいらしてしまうんでしょうが、遠くから見ている分にはうふうふできるタイプの子ですね。ちなみに、わたしとしては学歴(というか大学名)とか、年収とか、そういうしょーもないものについて威張ってる人が大好きなのでKOルートは結構良いな、と思ったのですが今のところ(ちなみにわたしは現在第3話までしか視聴できておりません)その方向にはいかなさそうでちょっと残念。とはいえ、冷笑系高校生かわいいです!!!かわいい!!!かわいいよ!!!!友達少なそうに見えて実際のところLINEめっちゃ来てるのもなんかわかる!!!自分では「あんなやつら友達じゃねーよ」とか言いつつ、自分以外の面子で遊びに行ってたら落ち込みそうなところもかわいい!!!!おじいちゃんのために布団用意してあげるのもかわいい!!!あと、先の威張ってる男の人が「かわいい」ことについて考えたいな、と思っていたのですが、それよりもまず「かわいい」について考えた方が良いな、というめも(結局こたつ関係ない話ですみません)。

めも

自分で書いたついはいドラマについての文章を読み直して、先生が扇言を選んだ必然性についての検討・言及が足りないなと感じた。「家族」が欲しい、という願いによる行為の必然性は明らかだけど、相手については誰でも良いんじゃないか?という点について。自分の過去と重ね合わせて、「死にたがり」の高校生(ちょうど同じ年齢の頃に、同じ経験をして、しかしその時は「まともじゃない」ことにより<「道徳的」な抵抗>の諦めを諦めている)でないといけない、という説明はできるだろうけれど、じゃあ先生が高校生の頃、凪先生じゃないとだめだった理由は?ともなるし。うーん、そもそも必然性なんか必要ないのかも。様々な巡り会わせの中で、ただなんとなく「まともじゃない」ことを選ぶゆるさ=<中性>が肝心なところなのかな。教師生徒ものドラマについて改めて考える中で、そんなことを思いました。あと、現実的にはゆるされないことを創作の中で描く意味というか、そのことで受け手が救われる部分があるとしたらなんだろうという、その点についての検討も必要だなと感じました……「まともじゃない」というゆるさにあるのかなあ。

文学フリマ東京37に出ます(11/11・東京流通センター)

今週末開催の文フリに参加します。今回は二つのサークルから本を出します!


たべっ子花火(第一展示場・H-33)[一日中こっちにいます]
・社会人一年目のつれづれ交換日記(600円)
夏頃から書き始めた高校の同級生との交換日記を本にしました。ドラマチックなことは何ひとつ起きないただの日記です。一方が書いたことにもう一方が反応したり、かと思えば、全く違う話題が始まったり。文体も考え方も全く違う二人で書きました。この数か月を通して、交換日記の面白いところは、ある話題に呼応するようにまた別の話題がやって来たり、はたまた予想もしていなかった言葉が綴られたり、といった偶発性にあるのだな、と感じました。ちなみに、今回、表紙も本文もデザインがとってもかわいいのですが、これはお友達が担当してくれました!

・このたびOLになりました。(600円)
個人本です。干からびた社会人生活を綴ったただの日記です。作間のことはあまり書いていないのですが、大体の雰囲気はここと同じ感じです。社会人になってから、何だか上手くいかないな、わたしはこの場のコードをまだ読めてないんだな、と思うことが多々ある一方で、心地よさを感じながら周囲に甘えてる自分もいて……今までとは違う生活の中で感じたことを中心に、今まで通り読んだ本のことや、お洋服のこと、かわいいものなど……雑多なことを書いています。

あとひらいて本も持っていく予定です~こちらはMOUNT ZINEさんに置いてもらった時と同様に、300円で頒布する予定です。

うまくいけばフリーペーパーも頒布します!内容は交換日記の番外編になる予定です。


アイドルミニコミ「W-IDOL」編集部(第二展示場・た-71)
・まともじゃないのがちょうどいいの?:ロラン・バルトにおける「中性」と『墜落JKと廃人教師』
(アイドルミニコミ「W-IDOL」Vol.4収録・500円 )
今回もミニコミに文章を載せてもらえることになりました。タイトルを「まともじゃないのがちょうどいいの?」にしよう、というのは数か月前から決めていて、タイトルに合わせるように内容を決めました。教師と生徒の恋愛という「まともじゃない」ことと、バルトが母親のことを小説にできなかった理由である<「道徳的な」抵抗>を重ね合わせ、「まともじゃない」二人が選ぶ「新たな生」への肯定について書きました。
今回もサンプルを4ページ分載せますので、よかったら読んでみてください。


当日はどうぞよろしくお願いいたします!