儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

この前、コーデュロイうさこちゃんのぬいぐるみを買ってもらったので、最近は機嫌がいいです。昔から親にはぬいぐるみを買ってもらえず、ぬいぐるみを欲しがること=良くないことと思っていたので、好きに物を買えるようになった今でもなかなか購入するのをためらってしまいます。だからこそ新しい子を迎え入れた時の喜びが大きいのです!今回買ってもらったのは小さいサイズのものですが、次は大きいのが欲しい……布団の上に座らせたらぜったいかわいいだろうなー……

今までの人生で、ずるいことはしないようにしてきた。でも、最近考えているのはわたしにできること、得意なことをずるく使うこと。これをすることで誰も困ったりしない。というか、わたしの気持ちが変わるだけで、他の人や周囲のものには何の影響も及ばない。でも、でもさー、なんか違うなあっていう気がする……のはきっと、わたしは自分自身を何かの操縦席に座らせたくないからなのだと思う。誰かの理想の女の子になろうとするのがどうしようもなく心地いいのは、操縦席から退けるからなんでしょうね。

わたしみたいな人はどこにも入れないんだなあ、と思う。正しい道だけを選び取ってきたわけじゃないし、その一方でたくさんのものを与えてもらってきた。どうしてりりいさんみたいな人がジャニヲタやってるんですか!と言われてげんなりした。わたしはそういう人です。全然知らない赤の他人の男の子のことを、かわいいかっこいいと言って、ひどい目で見ている人間です。どうしようもなく精神分析に惹かれるのは血の匂いがするからで、わたしは家族というものに対し、自分にはない正しさのようなものを感じ取っている。おそらくそこに何かしらの執着がある。家族、というある種の正しさの中に自分を置ける人が羨ましい。わたしにはそういう正しさきれいさがない。そして、血の匂いを批判できるもう一つの正しさもない。

ツアーに向けて、美容院に行ったりお買い物をしたりしました。良い感じのパンプスを買えて嬉しい!!実は昨日まで京都に旅行に行っていて、帰りの新幹線を待っている間お洋服屋さんや靴屋さんをうろちょろ覗いていたのですが、そこで見かけた靴を東京でも無事発見することができ、購入。5月くらいになるとサンダルが気温的に履けるようになると思うのでそれまでは今日買ったパンプスで入ろうと思います。あとネットで買ったワンピースとバッグも届いて嬉しい!ワンピースはノースリーブなのでこちらも大阪公演で着ようかしらん。横浜はあれとあれで、福岡はあれとあれで、新潟はあれとあれで……というように何着るかの計画も定まってきました。ただ一つ悩ましいのがアイロン問題!!!ぴしっとアイロンをかけないと着られない服があり、それらを遠征二日目に着るのが難しい、でも二日目で着たい……という問題です。ホテルで借りたら良いのかなあ。でもちょっと面倒。うーん。そんなわけでツアーの準備を進めています。ハイしか言いませんそっちのけで……サクデミー賞さえまだ見ていない!!なんならはいちゅーぶもためてしまっています。前日夜とかにまとめて見たらテンション上がって楽しいかも。グッズはプレ販で買いに行くし、今週は大変なこともあるけれど、ハイハイ関係は楽しみなことばかりでうきうきです。

エヴァのことでも書こうかなと(どうしてゲンドウの愛人はミサトではなくリツコなのか?/ミサトが父親を別のしかたで求めているとしたら、あの作品の中で最も父らしいゲンドウに向くのではないか?という話をしようと思った)今じゃないなと思ったので、別のことについて書きます。……と言ってもこのタイミングで書くこと、書くべきことなんて一つしかないですけどね。どうしたらいいんだろうとか、何をすればいいんだろうとか、そんなことを考える気力さえ削がれてきました。そういえば猪狩さんがついに第二のめめになるらしく!!!やはり演技王は違う!!!!(結局全然違う話してすみません)あらすじもざっと読んだんですけど気になるお話だったので、公開されたらすぐさま見に行こうと思います。でもどう転ぶか分からなくて怖いという気持ちもあります。この映画で取り上げられるテーマをエンターテイメントとしてネタにしている作品が世の中には山ほどあり、そういったものがわたしは「嫌い」です。とはいえ、この映画がどうなのかは実際に視聴するまでは分からなくて、何とも言えない状態。嫌悪感を抱くような作りになっているのかどうか……でも生徒と教師の恋愛ものが結構好きなので、そこの部分には期待!!!わたしは昨年の夏くらいから一人で不倫について真剣に考えようの会をやっているのですが、その他の倫理的に問題視される性愛についても、もっと深く考えたいと思っているのですよね。というのも、創作の場でネタにされたり、面白おかしくスキャンダラスな出来事として取り上げられたりすることは多々あっても、何故いけないのか/当人たちにはどういった世界が見えているのか、といったことにはあまり踏み込まれていない気がするのです。だからこそ真面目に考えるぞ、と鼻息荒くしているわけです。そんなわけでゲンドウとリツコ、ミサトについて考えている、という話でした。結局なんやかんやのことについては全く触れていないのは、もう本当に心の底からハイハイジェッツ以外のユニット(+個人)のことがどうでも良くて、ふーん、で、ハイハイはどうなの?という気持ちしかないからなんだと思います……

25年以上前の映画の感想を必死に書くことしかできない

相変わらずエヴァの話です。keyの前身に当たる美少女ゲームブランドのtacticsのMOONとエヴァって似てるな~と思いながら見ていたのですが、そもそもエヴァの放映が1995年、MOONの発売が1997年だから、MOONの方が「エヴァっぽい作品」群の一つに位置するんだろうなあというよく考えればすぐに分かる気付きを得る。25話の、各々のトラウマや過去と向き合う感じがMOONの宗教施設の修行的なもの……自らの過去と向き合う、的なもの……を思わせたのですよね(物凄く前にノベライズ版を読んだだけなので記憶があいまいです、すみません)。エヴァがヒットしたから内省的な作品が作られるようになった、ということなんでしょうか。

あの後結局映画版(AIR/まごころを、君に)も観ました。全てはミサトさんのために!!!!人類補完計画は結局、間主観的な世界を棄却し、全てを一とする計画、ということなんでしょうか。で、シンジくんは他者ありきの自己、現象学的身体論でよく言われるような、他者の存在によって引かれる自己の輪郭線を以て己を理解する(そして自分ではない誰かと生きる)ことを選び取った、ということなんですかね……お父さんは人類補完計画に乗っかってユイにもう一度会おうとしていたということ?うーむ、よく分からない……そもそもあなたは誰?この組織はなに?というのが未だにたくさんあるのですよね。カヲルくんが何だったのかもいまいちわからない。

個人的に映画の中で興奮したところは初号機がシンジくんのお父さんをぱっくんと飲み込むところと、ミサトさんとシンジくんのお別れのシーンです。シンジくんとお父さん、ユイを巡る縺れは精神分析におけるエディプスの傷のあれこれをそのまま反映していると思っているのですが、そう考えると、ユイの魂が取り込まれていて、かつシンジくんともシンクロしている初号機がああいう形でお父さんを食べることには色々な読み方が生まれそうだなあ、と。初号機をシンジくんとおけば、シンジくんが個としてのお父さんの命を奪う、<父親を乗り越える>モチーフになる。一方で、初号機をユイとおけば、お父さんとユイは一体化するけれどシンジくんは最終的にそれ(=人類補完計画)を拒絶するので、<父親を乗り越えることができない>モチーフになる……そういった点でわたし的にあのシーンは激熱だったのです!!ミサトさんとシンジくんのお別れのシーンはもう言うに及びませんよね。ミサトさんかっこいい!!!かっこいいよーーー!!!!かっこわるいけどかっこいいです。今までミサトさんとシンジくんの疑似家族は親と子の関係の反復だと思っていました。けれども二人はあの生活の中で確実に前へと進んでいて……単なる反復や転移ではないのです。それがあの恋人ごっこの別れ、に繋がったんだと思うのです。でももうそんな安い言葉なんかミサトさんの前では不要!!ばしゅんばしゅん銃をぶっ放しシンジくんを守るミサトさんかっこいい!!!!テレビシリーズの方でも思ったんですけれど、ミサトさんはチルドレン三人のことをエヴァの操縦士だからではなく、子どもだから、関わりのある人間だから守ろうとする面が度々見られて好きなんですよね。マグマダイバーの時と言い、結構ひどい時もあるんですけれど、その都度対応が変わる感じもまた人間らしくてわたしは好きなのです。そんなわけで?ミサトさんスキーになってしまったという日記でした。あと数年見るのが早ければシンエヴァフィーバーに乗れたのに!!!!でもこうなっては仕方がないので、たった一人できゃあきゃあしたいと思います。とりあえず今月中に新しい方の映画のシリーズも見てしまいたい。

エヴァTVシリーズを最終回まですべて見ました。……噂には聞いていたけれど、なんだか釈然としない終わり方!!!この世は間主観的!みたいな感じで終わってしまいました。でも本当の終わりはここではないらしい。劇場版を見て新しい方の映画のシリーズも見て更に漫画も読んだ方が良いと有識者に教えてもらったので、さっそく映画に取り掛かろうと思います……個人的に、ミサトさんが凄く好きで、格好悪い大人、子どものまま大きくなってしまった大人として描かれているのが魅力的だなあと思っているのですが、そのあたりの話もあまり回収されていなくて悲しい……そして、新しい映画のシリーズになるとミサトさんの影が薄くなるらしくて、頭を抱えております……うううう。大人をそのまま格好悪く描くって凄いことだなって思うのですよ!!思春期の心の動きと同列に大人になり切れない大人の葛藤を描いているのが嘘っぽくなくて良いですね。もちろん萌え要素のあるキュートなキャラクターという点でもGoodなんですけど、それ以上に子どもみたいに悩んで子どもみたいに傷付いている(傷付いたままでいる)姿に魅了されてしまいました。わたしは綾波にハマるに違いない!と思っていたんですけれど(もともとお人形さんみたいな子を好きになる傾向があるのです。長門とか、作間とか……作間はドール系美少女の系譜に属するのだという話を今度書きたい)そこをすかーんと裏切られて(裏切って?)しまったのです。というわけで絶賛エヴァにハマり中です。せっかくなので作間関連のメモも書いておきます。カクエキみました。今回初めて見たんですけど(だって今まで作間が出ていなかったのですから!)タイトルコールの際にぴしっと敬礼するのがいいですね。敬礼作間かっこいい!!相変わらずあまり喋らず、な作間さんでしたが、ケーキ作りが趣味!という話を振ってもらえてなんだかちょっと嬉しい。猪狩さんは八百屋のおばちゃんにつっこんだり、ブイブイ言わせていましたね。次は作間もロケ行ってほしいなー……

日記を書いていなかった期間に何があったかと言うと、まあいつも通り本を読んだりフランス語のテキスト前にして撃沈したりハイハイにきゃあきゃあ言ったりしていたわけですが、それ以外に大きな動きもあって、というのもエヴァにハマり出しました。それもテレビシリーズ!!世間から30年弱遅れてりりいにエヴァブームがやってきたのです!!高階と言い、たとえと言い、少年たちのサクマと言い、お父さんとの確執がある男の子スキー(たとえのことは人間としては嫌いですが、キャラクターとしては好きですよ)かつ、(アンチ)精神分析スキーにもかかわらず、どうしてわたしは今まで見て来なかったのでしょう?今更ドハマりしてしまいました。お父さんを愛しつつも憎んでいるシンジくんかわいい!!!!かわいすぎます!!!!!同じく家庭環境に何かありそうなミサトさんと疑似家族を形成しているのもたまりませんね(ちなみにわたしはまだ20話くらいまでしか見ていません。アスカが荒れ出して、ちょっと不穏な空気があり、心がぐらついております)。疑似家族の良いところは本当の家族に求めていたもの=欲望がありありと現れる点だと思っております。わたしは悪趣味な人間なので、コンプレックスや宙吊りにされた欲望といったモチーフに弱いのです。くらくらきちゃいます。それと、最近思うのは現実世界においても疑似家族(やそれに近しいもの)は割とそこらじゅうに存在していて、わたしたちはその構成員にもなり得るし、あるいは、すぐ近くに立つ傍観者になることもあるということ、そして後者の場合にはなんとなーく居心地の悪さを覚えるということ……ネルフ自体、後天的な血の繋がりのようなものが幾つも重なり合うことでできているような気がしていて、でもその作られた血筋を引いていない人も確かにいるはず(たとえば名前も出てこないようなモブキャラとか)で、じゃあそういうキャラクターはどんなことを思いながら出勤しているんだろうか……とか、そんなどうでもいいことを考えております。