儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

「特別なひとり」を心の中で決めているわたしは、そうじゃない人の目には流行りの「推し」文化に乗れている人に映っているのかもしれない。でも、本当はそんなこと全くない。皆の使う言葉はわたしの中にはないし、使おうとも思わない。そもそもこんなブログをやっている時点で「推し」文化に乗れていないことは明らかだ(……)いっそのこと、もっと別の形でアイドルを好きになれたら良かったんじゃないか、とも思うんだけど、でもわたしの「好き」は「特別なひとり」を決めることでしか成立しなかった。「特別なひとり」にしなきゃ、「好き」とは口にできなかった。そもそも常識的な思考を持ち合わせていないから、一般論としてアイドルを語ることは出来ない。片手分の世界で、自分の美意識のみを頼りに、ただ好きなものを追うことしかできない。もしもこの先、全ての人々が全てのものに対し「コレクトネス」を求めるようになったら、真っ先に排除されるのはわたしのような人間だと思う。わたしが美しいと感じるものは、結局のところ全て禁制的対象なのだから。……でも、「コレクトネス」なんて、誰が決めるんだろう。

今更誰かとソリダリティを形成したいなんてことは思わない。けれど、どこにも属せないわたしはやっぱりおかしいんだろうな、とは思う。わたしはわたしで良い、と思えるようになったことは、喜ぶべきなんだろうか、それとも悲しむべきなんだろうか……とか考えてたらまだサマパラ始まってないのに謎に鬱々とした気持ちになってきた……