儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

ナナセくんフィーバーがきた

皆さん野郎組7話は見ましたか?見ていない方は今すぐ見てください。なんてったってナナセくんお当番回。しかも、りりい調べによれば、1期含めた野郎組全ストーリーの中で1位、2位を争うくらいにラブコメしてる回なのですから!!!!

まず、わたしが思っていたことを野郎組のメンツが代弁してくれたことから既に高得点。器の小さい人間、変なプライド持ってる、鞄が汚いとかいちいちうるさいetc……そう!そうなんです!!ナナセくんはあんまり出来た人間じゃない!!彼女の話には耳を傾けませんし、様子にも気が付かない。その上、人の鞄は勝手に漁る、なかなかのしょーもな人間なのです。その割にはクールな常識人ぶってるのがまたむかつくのですよ!!ですが、今回は激モテG8もとい、野郎組の8人がその点にすぱっと切りこんでくれたのが良かった!どう考えてもナナセくんは野郎組の中で一番モテない人間ですよ!!!(ここまでナナセくんの文句ばっかり書いてますがわたしはナナセくん大好きですよ!!!)でも、今回のナナセはそんなしょーもな人間であることを乗り越えていくんです。自分はなんて小さい人間なんだ、と自省し、弱み=17歳にもなって自転車が乗れない姿を好きな人に晒し、その上で自分の気持ちを正直に伝えるんです。もう、その姿がたまらなく愛おしいのよ!!ちょっとだけ乗れるようになったところを律儀に見せて、「急いで大人になります」って、そんなの、そんなのそんなの、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああうううううううううううううううううううううううううううううううううああああああああああああああああああああああああああその懸命さが何よりも美しいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!この台詞に至るまでの流れも最高なのですよ!!!先生とお話がしたくて、お花を飾ったり、乗れないのに自転車を押して登校したり……そもそもナナセくんは女の人と話せないのです。にもかかわらず、息をぎゅっと飲み込んで、少しずつ、言葉を発するのですよ!!先生が好きだから!!その頑張ってる姿のかわいらしいことよ。去っていく先生に何も言えないのも切ないよー。ていうかあの場面の先生ずるいよー。絶対にナナセくんの気持ちに気付いていて、だからこそ立ち止まってくれたんだろうし、特別なことを何も言わずに立ち去ったんだろうなあ、と。そして他の7人から「先生が好きなんてありえない!!」って言われても、折れずに好きな気持ちを貫き通す若さがまた良いのです。しかも7人は自転車の練習に遅くまで付き合ってくれるのですよ!!!十一が「なんかダサくない?」って言っていたけれど、ちょっとダサいくらいが男子高校生には似合っています。ていうかこの場面が今までで一番野郎組の結束を感じたかもしれない!!野郎組の8人ってタイプの違う人同士の寄せ集めというか、「偶然<女子と話せない病>という共通項があったから一緒にいるだけの8人」という感じがするのですよね。もし普通に男女共学クラスだったら、全く仲良くならないような……8人が一緒に行動している理由も明らかではなかったのですよね。だからこそ、今回7人がナナセくんの自転車練習に付き合っているシーンを見て、ちょっとだけ、おお!と思ったのです。でも、席が近いだけ、変える方向が同じだけで、実際はタイプも趣味も全く違うような友達付き合いって中高時代には結構ありましたよね。意外とそういう関係性の子の方が、本当に辛い時に助けてくれたり、仲の良い子に言えないようなことも相談出来たり……そういう時間があったような気がします。さて、ナナセくんは先生に振られてしまうのですが、あの振り方は結構優しかったと思うのですよ!!ガチムチ、年上、公務員、と、どうしたってナナセくんには当てはまらない条件を突きつけることで、忘れさせようとしたんじゃないかなあ、と。それに言い方だって突き放したような感じはしなかったんですよね。ナナセくんたちは「なんやねん!」みたいな反応をしていたけれど、いつか、せめてナナセくんだけは「振り返ってみるとまどか先生良い人だったな」と思える日が来たら良いな……