儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

ダイブの髪型きになる

あの深層心理の洞察は、被告個人に対して多少なりとも意図的な悪意ある偏見をいだいている場合には、決して生れえなかったにちがいありません。しかし、このような場合、事件に対するきわめて悪意と偏見にみちた態度より、いっそう始末がわるく、いっそう致命的な物があります。ほかでもありませんが、たとえば、ある種のいわば芸術的な遊びの精神、芸術創作欲というか小説創作欲にわれわれが捉えられたような場合がそれで、特に神がわれわれの才能に恵んでくれた心理分析の天分が豊かである場合には、なおさらのことです。

ドストエフスキー原卓也訳『カラマーゾフの兄弟(下)』

この前おたくの人と、アイドルグループに対して文脈とインパクトどちらを重視するかという話をしました。文脈とインパクト、というと抽象的過ぎる気がするので、もう少し説明を加えますが、簡単に言うと、必然的に集まったと思わせるような、確固たる背景を持つグループが良いか、それとも事務所の社長の独断により作られた「単に顔がかわいくてお気に入りな子を集めました♡」的な趣のないグループが良いか、という話でした。わたしは後者寄りなのですが、そう考えるのは、物語を求める気持ちが加速するととんでもないことが起こると知ってしまったからなのだと思います。と同時に、最初から物語性が提示され、どうぞ考察してくださいな、と言われるよりも、なんか集まっちゃった子たちを追い続け、なんやかんやありつつも、やっぱりこのグループで良かった、と思える方が美しい気がするのですよね。しかし、後者だって結局のところおたくが勝手に創作して解釈してるじゃないかーと言われてしまえばそれまでです……全くの正論でございます。はあ。でもわたしは趣がない中に自分なりのときめきを見つけたいのですよ!!それで一人でにまにましていたいのです!!それだけなんです!!!許してください!!!

今日びしょーねんの動画を見ていたのですが、彼らは明らかに後者寄りのグループだなあ、と思いました。社長の思うかわいくてかっこいい子寄せ集めました!!という雰囲気がとてつもなく好きです。わたしが彼らを、かわいいものをただかわいいと思いながらそれを貪る、かっこいいものをただかっこいいと思いながらそれに溺れる、というように消費しているからかもしれませんが、あの6人組に文脈というものは存在しない気がします。だからこそ疲れた時はびーちゅーぶ見ようっと♡ひだかくんが超高いジャージ着てるかわいい゜・*:.。..。.:*・゜♡という楽しみ方が出来るのでしょうね。ハイハイジェッツはどっち寄りのグループなのかな。なんだか最近ハイハイ、というか作間にのめり込み過ぎて一周回って何もかもがよく分からなくなってきました。こんなことを書いている今この瞬間も心ここにあらずです。果たしてわたしは本当に作間担なんでしょうか。でもダイブの予告を見て「短髪作間は何処へ!!!?!?!!?」と思ったから作間の髪型に対する執念だけは残ってるっぽい。わたしの明日はどっちだ……