儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

きっと戻れない日々眺めてた。たった一つが欠けて、諦めて。

野郎組感想

 野郎組第6話見ました。正直に言うと、わたしの恐れていたことが起きてしまった感が凄いです。なんか文句たらたらなので以下追記……内容はツイッターに書いたこととほぼほぼ同じです……

 始まりは良かったのです。女子に見られてわーい!♡俺たちもしかしてモテてる?♡からの俺は腐女子に媚売ってやるぜ…!!なジョーはそのまんま優斗くんでなかなか面白かったですし、手をつないで登校するジョーとナナセ君にも軽率に萌えました。所々に散りばめられた腐女子ネタは「なかなか踏み込んでいるな…」と冷や冷やさせられつつも、結局はケンカに発展する一条と五島に笑わせてもらいました。そして何よりもロクちゃんの切ない恋心と、ロクちゃんの視点で描かれるナナセくんがありえないほどに奇麗でめちゃときめいていたのです。好きだからこそナナセくんを遠ざけちゃうロクちゃんの繊細な心の動きや、それを「自分が原因なのかな?」と本気で心配するナナセくんの優しさにはなんて美しいんだ!!!と涙を流す勢いで感動しておりました。

 鼻から牛乳からのナナセめっちゃブサイク!!!!の流れも良かったのです。ゲラゲラ笑いながら見ていましたし、「鼻から牛乳やばくね!?」というナナセくんに「いやお前七瀬誠じゃなくて作間じゃん」とツッコミを入れるのも楽しかったです。でも、その後の「やっぱり僕は女の子が好きだったんだー!わーい!」みたいな終わり方が腑に落ちないのです。なんというか、それを「わーい!」的なノリで終わらせるのが現代的じゃないし、ナンセンスだと思うのです。確かに、思春期において、同性に対して恋愛感情に似た好意を寄せる子がいたり、案外あっさりとそれが終わってしまったりするのはよくあることだとは思います。だから「牛乳鼻から出してるナナセめっちゃブサイクじゃん!!!」という終わり方でも全然いいんです。ていうかロクちゃんが傷つかない終わり方を望んでいたのでナナセくんが鼻から牛乳出そうがほぼほぼ作間になっていようが何でもいいのです。でもこれをあの時はどうかしてた!みたいに終わらせるのがモヤモヤするというかなんというか……「今は女の子が恋愛対象だけど、あの時はナナセのことが本気で好きだったんだよね」で終わらせても良かったんじゃないかと思うのです。このドラマでは好きな子に気持ちを伝えるために頑張るけれどどこか空回りしてしまう男の子たちを「恋の病」と表してきました。そしてロクちゃんのナナセに対する気持ちや、そこから生まれる言動も「恋の病」として括られていました。わたしはそれが、本当に素敵だな~と思っていたのです。だからこそ、最後までロクちゃんのナナセに対する想いをきちんと「恋の病」として描いてほしかった。

現実の高校生はそこまで賢くないから~という意見も目にしましたけど、いやいやいや……というのがわたしの率直な意見です。高校生アホですけど(いやアホじゃない高校生もいると思いますけど笑)去年までjkだった身からすると、意外とそういう現代的なテーマに対しては自分の考えを持ってる子って多いと思います。実際、高校時代に「これはちょっと傷つく人もいるよね、今っぽくないよね」っていう先生の授業内での発言(これはLGBTQ関連のものではなかったけれど)に対して、ちゃんとした形でみんなで声を挙げたこともありました。ていうかさ!現実の男子高校生がどうこう関わらず、こういうフィクションではなるべく何もかも、現実のよりも何倍も綺麗な形で表現してほしいのですよ!じゃにーずの子が関わる作品はターゲット層が女子中高生だろうから、余計そう思うのです。意外とこの世界もいいところあるかもよって、そう言ってくれるようなものであってほしいのです。

 ここまで文句ばかり垂れてきましたが、野郎組自体はやっぱり面白いですし、第6話に関しても同性に好意を寄せる男の子の細やかな心の動きの描写にはなかなかに心を打たれました。それを気に掛けるナナセくんや、それゆえ「大好きだから」と言ってしまう無自覚の残酷さや青春のほろ苦さにもグッときました。正直言ってジュニアドラマの中では兄ガチャやVACATIONと同じくらいに好きです……ので、見てない方はHuluかなんかで見れますので是非見てください……ちなみにわたしはいまだにもやもやしております……うううううううまだまだ難しいテーマだ……