儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

ごぶんのいちの確率 君を想うたび

昨日の続きです。今度出す本のことですが、ぼんやりと、リア恋爆モテキャッチャーな優斗くんについてか(このフレーズがなんだか懐かしくなってきた今日この頃)逃げるハイハイジェッツ5人についてのどちらかにしようと思っています。今は前者について考えているところ。でも、どうやって展開していくかが問題で……

生成変化の第一のテーゼ――生成変化は、「模倣」でも「同一化」でもないとされる。(中略)生成変化第二のテーゼ――なろうとする何かは、生成変化において、別の何かxになる。
千葉雅也『動きすぎてはいけない』

生成変化は単に接続したものにそのまま変わることではない。他の何かになる。今までにはなかったものが開いていく。<予測不可能な潜在性の開き>を記述したのが生成変化という言葉……そこで思ったのは優斗くんの接続について。優斗くんは予測不可能な状況に身をさらしていくような人生を送っている人だと思っているんだけれど、そのために絶えず生成と変化を繰り返している。常に逸れていく存在。一人の普通の男の子から、アイドルの男の子へ、その過程で性別を抜き取られた存在へ(じゃにぃずは男の子しかいないことで性別二元制が希薄になっている気がする)。優斗くんは他の4人に比べて飲み込んできたものの幅が広い。特定の何かのようで、けれども今あるものには絶対に当てはまらない「知覚しえぬもの」であることが、リア恋爆モテキャッチャーに繋がっていそうな気がしているのですが……ううむ、この辺はもっと考えたい、し、このままだと優斗くんの背景をドラマチックに語ることに繋がりそうで嫌だ。それはわたしのやりたいことではない……リア恋というラベルのもっともっと先に近付きたい。雑っぽいところがキーワードになりそう。どうかな……

千のプラトー』によれば、人間/動物という対立は、マジョリティ/マイノリティという対立を含意している。人間とは、支配的なマジョリティである。西洋の言語では、しばしば人間をあらわす単語は「男性」も意味する。人間の支配から逃れて動物になる。それがひとつ。そしてまた、男性の支配から逃れる「女性への生成変化」がある。それがもうひとつ。
千葉雅也『デッドライン』

これを受けて千のプラトーの10章を眺めているわけですが、案の定3%くらいしか理解できていません。ぐるぐるぐる。リア恋って何なのでしょう。「普通っぽい」だけではいけない。でもアイドル然としているのもいけない。「普通っぽい」を受けて、アイドルらしいアイドルに近く、けれどもそうでない存在へ……そういうところが生成変化に近いと思っています。でも結局わたしは優斗担じゃないから優斗については書けないのかもしれない。作間の誕生日いえーい的な毎日更新のはずですが、何故か優斗くん優斗くんな日でした(しかもこれ9月7日の深夜1時ころに書いたメモ。日記って何なのでしょうね……)。