儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

 動物は速い存在だ。動物は身体に対する余計な自意識がない。というのはノンケの男と同じ。ノンケはこの意味で動物的なのだと僕は思っている。
 荒々しい男たちに惹かれる。ノンケのあの雑さ。すべてをぶった切っていく速度の乱暴さ。それは確かに支配者の特徴だ。僕はそういう連中の手前に立っていて、いや、その手前で勃っていて、あの速度で抱かれたいのだ。批判されてしかるべき粗暴な男を愚かにも愛してしまう女のように。
千葉雅也『デッドライン』

男性、男性らしさについて考えていた。そういう話を少しだけ、今日したから。男性性。動物的。雑であること。……くんの雑さに萌える、という話が出た。そしてわたしはそれに同意した。でも、その「雑さ」とは一体何なのだろう。客体としての自分が抜け落ちているということか、それとも別のものなのか……別に深い意味がある話ではないです。でも、少し考えてみたくなった。何がそんなに引っかかったのかは自分でも分からない。