儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

たしかに若者の中には、慎重に心の印象を受け入れ、人を愛するにも熱烈にではなく微温的な程度にとどめ、知性にしても地道でこそあれ、年齢から考えてあまりにも分別くさい(したがって安手な)ような者もいるし、わたしに言わせれば、そういう若者なら、わが主人公の身に起こったようなことは免れたであろうが、実際のところ、場合によっては、たとえ愚かしくはあってもとにかく偉大な愛から生じた熱中の対象に打ち込むほうが、まるきり打ち込まぬよりも立派なことがあるものだ。
ドストエフスキー原卓也訳『カラマーゾフの兄弟(中)』

最近のわたしは、3年前の様子からは想像もできないくらい、作間のことが好きで好きで好きで、たまに自分でも驚いてしまうほどなんだけど、同時に、この夏の向こう側に行けないような気もしている。どうしてこんなに好きになってしまったんだろう?熱に浮かされているのか、はたまた意地なのか……どうか、夏が終わってしまっても、この手を離さないでほしい、とか言ってみちゃう。