儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

Unlock Your Heart

ひらいてがドイツで開催されている日本映画祭で賞にノミネートされたようです→

サイトがピンク基調なのはひらいて意識!!?と思いましたが、そんなことはなさそうです(当たり前です)。そしてひらいての英語タイトルが「Unlock Your Heart」ということを初めて知りました。「Heart」なのかあ。わたしはいつまで経っても「ひらいて」という言葉の先にあるものが何なのか、分かっていません。一度は心じゃなくて目……物理的な目ではなく、他者への共感や、自分自身の内側について気付く力という意味を含んだ目……という結論を出したのですが、他者との関係性かもしれない、とかいろいろ思い、最近は一周回って、やっぱり心なのかな、という考えに至り……未だに定まっていません。わたしがこんなにも「『ひらいて』は何をひらく物語なの?」と考えてしまうのは、そのタイトルが「ひらいて」という曖昧で、抽象的で、けれども物語の中に散りばめられた様々な要素に触れている言葉だからなのだと思います。その上、漢字ではなく、開かれた表記になっているから、余計にその意味を深読みしたくなってしまうのですよね。一方で、英語のタイトル「Unlock Your Heart」は目的語がはっきりと示されているから、「ひらいて」というタイトルとはまた違った印象を受けます。三人の心の結びつきを巡る物語として、素直に見ることができそうというか……たとえ同じ内容であったとしても、タイトルが異なるだけで、作品の読み方、捉え方は、また違ったものになりそうな気がします。作品のタイトルってあまり気にしたことがなかったけれど、もしかしたら読み方に一番影響を及ぼす部分なのかもしれない。それと、もし英語のタイトルが「春琴抄の逆をしようか?」のニュアンスを入れて「Open your eyes」だったら愛ちゃんの「アイ」と音が同じで面白かったな……とか、そんなしょーもないこともちょっと頭を過りました(本当にしょーもなくてすみません……でもこれ思った人他にもいそうじゃないですか!?いませんか……?)。でも、「ひらいて」という日本語のタイトルを英語にするんだったら「open」よりも「unlock」の方があっている、気がします。それと春琴抄のお話は日本国外の人にはあまり馴染みがない気もします……どうなんでしょう。