儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

作間がさらさらさら、と流れるような、自分の深いところにあるものを隠すような文章を書くように、読み手であるわたし自身もまた、そのまま受け流すように作間の伝記を読んでいるのですが(もちろんもっとちゃんと読みたい気持ちもありますよ!!でも1か月に2回くらいのペースで、20歳楽しみですおやすみなさいという内容が来ると受け流したくもなるんです)たまに、本当にまれに、半年に一回、あるいは年に一回くらい、作間が本当に言いたいこと、思っていることを書いているであろう投稿があって、そのたびにわたしは、「作間はこんな風に思ってたんだ」という驚きの気持ちや、「知ることが出来て嬉しい」という気持ち、一方で「わたしが知っちゃってよかったの?」という気持ち……いろいろな気持ちが込み上げてきて、訳が分からなくなってショートしています。で、今日の更新もそういうものだったのです。

まさか、作間がそのことについて言及するなんて思ってなかったから、まずそこにびっくり(なんならどうせ今日の更新も五等分の花嫁でしょ!?って思ってた、映画は見に行きましたか?)。同時に、感情を直接的に表す言葉を使っていることに対しても「こういう風に書くことがあるんだ」と驚いたし、自分の置かれている状況への言及にもびっくり、というか、こんな風に作間が言う日が来るなんて予想もしていなかったから、戸惑ってしまいました。なんというか、作間はおたく関係のあれこれについて、あまり触れたくない人なのかな、と思っていたのです。ファンサをあまりしない、とか、むねきゅんを避ける、とか、アイドルらしい側面を見せたくないと同時に、そう自覚せざるを得ない発言も控えたいのかなって。たとえば、去年の夏のコンサートの挨拶で、瑞稀はおたくに寄り添った発言をすることが結構あったと記憶しているんですけれど、作間はどちらかと言うと、ハイハイジェッツ5人について話すことが多かったような気がしていて。アイドルというよりは、パフォーマー。アイドルというよりは、他の同年代の子と同じように、大人になっていく過程の真ん中にいる男の子。というような印象を持っていたんです。……そして、何よりも、色々あったし。そういうこともあって、おたく関係のあれこれへの発言は避けているのかな、と思っていました。だから、今日の更新のその一文をはじめて読んだときは、なんだか落ち着かなかったのですが……改めて読んでみると、なんだか、少しだけ、嬉しいな、という気持ちが出てきます。なんて言えばいいのかな、作間の本当の気持ち、みたいなものに触れられたようで、どきどきしてしまうんです。アイドルは遠く離れた場所から与えてくれる存在だから、おたくのことを傷つけることってないじゃないですか(勝手におたくがひとりで傷つくことはありますが……)。だから強い感情、それこそ怒りや苛立ちを直接的にぶつけてくることはない。そうした、いつもは見えない、隠された感情を間接的ではあるにしても、剝き出しにしてきたから、直接思いをぶつけられた、傷つけられたような錯覚を感じられて嬉しくなってしまったんだと思います。……あーあー、わたしのだめなところが出てしまった……わたしは作間のことをお人形のように扱っているけれど、同時に生身の人間でいてほしいとも思っている。暴力的。その身体を傷つけたり、直接何かを言ったりすることはないけれど、根本的にはわたしも作間の言う『こういう人』に含まれているんだな。……この話は続けるときりがないので、とりあえずは置いておきますが、こういう風にはっきりと考えを書ける作間のことが、わたしは凄く凄く好きです。作間のことは相変わらず分からないけれど、一方で、分かりやすいな、と思うところもあり……そういう素直さの良い部分が出ている文章だったと思います。あと、作間は自分の気持ちを直接的に書く時でも、おたくへの配慮を忘れない優しい人だな、ということも改めて思いました。一方的に考えを言うだけじゃなくて「自分もこうだから……」と自省的な文章も入れたり、「笑」をつけて言葉を柔らかくしたり……アイドルとしての優しさが溢れ出てくる作間の言葉がわたしは好きです。

……それにしても、普段のおしゃべりはあんなにまとまっていないのに、どうして、大事なことを言う時、書く時はきちんとした構成を組み立てることが出来るの?もしかして、いつものあの、きゃぴきゃぴ、ふわふわしたおしゃべりは狙ってる?……そんなことないか。