儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

ぼくは夢遊病 さまよう難破船だよ

何日前の更新だよって話ですが、猪狩がビークールの話をしていて、しかも「ビッグバンドの音がクールで熱い」みたいなことを言っていて一気に気持ちが代々木に戻りました。だってわたし一日目終わった後に「ハイハイにジャズっぽい新曲来ないかな……」って一人でぼそぼそ言ってたのですよ!!以心伝心?でもわたしが勝手に想像してたのはハウプトのシャンパンゴールド~でした(結局ハウプトの曲歌ってほしい話)。もし本当にそういう曲がもらえるとしたら「軽音部や吹奏楽部、ピアノ部にいた子たちがそれぞれ部内の政治的争いに負け、居場所がなくなったので5人でジャズっぽいことやってみました」っていう雰囲気の小編成っぽい曲がいいなー。ハイのドラマこういう楽器ものがいいな~とか思うけど、テーマが青春、成長、成敗なので、きっと音楽は出てこないでしょう……でも、もしこの設定でドラマやるとしたら作間はピアノ部だな。女子ばっかりの中一人だけ男子で、練習スケジュールに組み込んでもらえなくて泣く泣く退部してジャズ始める役。で、猪狩は吹奏楽部。軽音部の内輪ノリが嫌で吹奏楽部を選んだけれどやっぱり上手くいかなかった……的な。はしみずはイケイケ軽音部。他のメンバーと揉めてバンド解散して退部?優斗くんは……どこだろうか……野球部しか想像できない……でもこの設定でいったら一番坊主になりそうなの優斗くんだな。そんなわけで2018クリエ局動画と少クラ生放送のジャズっぽいアレンジのメドレーを見ておりました。キスから始まるミステリーおしゃれでかっこいい。皆10代の時の映像だから余計に良く感じるのかも。まだ幼さの残る男の子たちが少し大人っぽい曲を歌うというシチュエーションにわたしはめっぽう弱いのです。子ども過ぎてもだめなのです。程よい背伸び感が重要なのです。後から見返して「当時は気付かなかったけれどまだ子どもだったんだな……」と思うくらいの幼さがほしい。君だけにも好き……というか、ジャズアレンジじゃなくても少年隊の曲は良いなって思うものが多い気がします。ジャニアイで少年隊の曲やってほしいけれど……やってくれるかしらん。代々木のビークールもかっこよかったな……作間の反対側の席を引くことが多かったので、意気消沈しながら双眼鏡を使う場面もあったのですが、しかし踊ってる背中を見られるのはあまりないことだぞ!!帝劇だと正面からしか見られないぞ!!ということに気づいてからはわくわくしながらその後ろ姿を眺めておりました。後ろから見ても作間のダンス好きだなあと思った。好きというか、見ていると凄く楽しい気持ちになるんです。わたしは踊れないから。わたしに出来ないことをしている作間を見ている時が、いちばん好きなんです。

然し、人間にとって、人間ほど美しいものがある筈はなく、人間にとって人間が全部のものだ。そして、人間の美は肉体の美で、キモノだの装飾品の美ではない。人間の肉体には精神が宿り、本能が宿り、この肉体と精神が織りだす独特の絢は、一般的な解説によって理解し得るものではなく、常に各人各様の発見が行われる永遠に独自なる世界である。
坂口安吾デカダン文学論』

ハイの言う「足」のパフォーマンスを見ているときと、ローラーパフォーマンスを見ているときでは、実は気持ちが全く違うことに気が付きました。ローラースケートは彼らにとって、身体の拡張部分だけど、生まれ持った身体そのものではない。その身一つでぶつかってくるパフォーマンスには、ローラーパフォーマンスにはない良さがある気がします。中身の部分、精神的なもの含めてパフォーマンスとして成り立っているようにさえ思うのです。ローラーパフォーマンスは靴と板がぶつかる音とか、風に靡く衣装とか、そういう細やかな部分に生々しさが出ていてそれも好き。でも肉体的な美は圧倒的に「足」のダンスにあると思います。