儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

加速して突き抜けるウィークエンドナイト!

土曜の夜にこの曲聴けるのってなんかいいな~と1日目夜公演中思ったのでこのタイトル。今日は木曜日。ウィークエンダーそんなに好きな曲ってわけじゃなかったけど(嫌いな曲でもない、JUMPのコンサート行ったらほとんどの場合聴ける曲くらいにしか認識してなかった……)代々木で聴いたらめちゃめちゃ楽しくて好きになってしまった。水木金じゃまだ早い~の部分は歌詞だけじゃなくて、音が高くなっていくメロディもかわいいなーと思います。センステで回りながら歌うの含めてかわいい!

代々木が終わったと思ったら早速ジャニアイの当落が来て冬の到来です。スピード感が速すぎてついていけない!!久しぶりの帝劇で(と言っても今年レミゼで行ったけれど)わくわく。クレジット的に一番前で踊ることが多いんでしょうけれど、ジュニアっぽいパフォーマンスがたくさん見られるはずなので楽しみです。早く冬の有楽町に行きたい!!代々木の感想はもう少し落ち着いたら書きます……今月中にかけたらいいな……


代々木ラストの日記にあんな格好つけた言葉書いたくせにいろいろ書きたくなったので、というか、いろいろ書かないと体が破裂しそうなので(とか言いつつ書き上げるまでに4日くらいかかってる……多分もう既に破裂している)五騎当千のことについて書きます。感想ではなく考えや妄想の覚書。


5人でcompleteを歌った。

最初の公演で、あの前奏を聞いたとき、セルフライナーノーツに入ってなかったけど歌うんだ、とか、そういえばサマパラの時から開演前BGMに入ってたな、とか、冷静な感想がいくつも湧き上がってきたんだけれど、どうしても複雑な思いが拭えなくて、そこで初めてわたしはこの曲を5人に歌ってほしくなかったんだと気が付いた。

あの頃、つまり2年前のわたしは頭がおかしかったから(今も十分おかしいけれど)fight backの「こんなにも簡単に/壊れるなんて/あれはまるで幻/泡沫の夢」という歌詞は、現実を物語にする残酷なものにしか聞こえなかった。同様に、completeの「To make me complete/And nothing can stop me now」もハイハイについて歌った歌詞としか思えなかった。けれども、fight backとは異なり(もちろんあの曲にも解釈の余地が無限に存在しているとは思うけれど、わたしの中では大方一つに固まっているので)その解釈の仕方には3通りあった。「自分を完成させるために、何も自分を止めることなんてできないから」どうするのか。3人で進んでいく? 1人だけで戦っていく? それとも、5人に戻る? 当時のわたしはそのどれも望めなかった。作間担のわたしが、どうして3人で進んでいくことを求められる? ばらばらになってしまうなんて、そんなのはもっと嫌だ。でも、作間が戻ってきて、5人に戻って、それで作間は、ほかの4人は大丈夫なの? ずっと、ずっとずっと、9月のことを背負い続けることになる? それでいい? それを求めていい? どんな未来になっても、9月2日までの幸せな光景は戻ってこないと思った。だから、どんな選択肢も望めなかった。何も起こらなかった世界に戻る以外、幸せな世界を手に入れる方法はない気がしていた。

けれども、作間と涼くんが戻ってきて、一月が経って、二月が経って、半年が経って、一年が経って二年が経って、すべてはわたしの杞憂に終わった。あの頃思っていたよりも、世界は優しかった。作間にも優しかったかどうかは分からないけれど、少なくともわたしに対しては優しかった。ドラマや映画にも出たし、バラエティにも出た。コンサートも舞台もやったし、MVも作ってもらった。そして、代々木のコンサートも決まった。本当に、何も起こらなかった世界みたいになった。ほぼ、わたしの望み通りになった。あの9月はわたしの見た悪い夢だったんじゃないかと思うくらいに。でも、何も起こらなかったかのように進んでいく世界に着いていけない、と思うようにもなった。正確にはハイの外側で、言い方は悪いけれど掌を返すような姿が見えるたびに、心の中で悪態をついていた。贅沢な話。みんなこんなこと忘れてしまえと願っていたのに。……映画出演が実は夏には決まっていて、という話も、「悩んでたのわたしだけかい!!」じゃないけど、最初からいろいろ決まってたのかなとか、だったらかつどーじしゅくはなんだったんだとか、そんなことを考えていた。でもお話自体が面白すぎて、その読みを深めていくほうが楽しくて、考えるのをやめた……

……あんなこと、いつまでも背負ってなくていい、と思う。背負ってほしくないと今でも思っている。でも、あの三か月強を省かれたものが正史となり、伝説として扱われたとき、わたしはきっとそこにいられないだろうと思った。だって、わたしはあの期間も作間のことが好きだった。ばかばか言いながらも好きだった。その気持ちまで奪われてしまうような気がしたから。

あの期間のことで唯一手を入れられず、そのままの状態で残っていたのはcompleteだった。だから、わたしがこの曲を聴けない限り、すなわち、5人で歌わない限り、あの頃の気持ちとか、空気とか、そういうものがこの世界のどこかに留まって、そのままの状態で残ってくれているんじゃないかって思っていた。でも、ハイは代々木でこの曲を歌った。5人は伝説になる。そのために、あの期間のことは忘れなければいけない。わかっている。おたくのこんな汚い個人的な感情なんてハイにとってなんの得にもならない。そんなもの捨てていかないときりがない。わかってる。わかっているけれど、それでも呑み込めないわたしがいた。これに加えて、公演中「この曲クリエでやってたな~好きだったな~」とかそんなことを思っている自分が嫌になったり、空調が効きすぎていて地味に寒かったりして気分がめちゃめちゃ落ち込んでいた……折角の初アリーナだというのに!!今思えばもったいない……

最終公演の挨拶で、優斗くんは、「こうやってアリーナ公演が始まって、思い出したのは2019年のことだった」と言った。ジャニーさんが亡くなって、5人で活動できない期間があって。きつかった。……この挨拶に対しては色々な意見があると思うし、「言ってほしくなかった」と感じる人の気持ちも理解できる。でも、わたしは優斗くんの言葉で救われた。言ってくれて良かった。なかったことになんかなってない。あの期間のことを今でも抱えているのはわたしだけじゃない、あの子たちも忘れていない。ハイはその上で、何事もなかったかのように振る舞っている。何も起こらなかったように世界が進んでいるのは、5人があそこで立ち止まらずに、進み続けてきた結果だ。それにようやく気が付き、くだらないことを考えていた自分が恥ずかしくなった……それに、大人から「また5人で活動できるようにしようよ」って言ってもらえたっていう話も聞けて良かった。沢山の人が悩んで、動いて、その先にあるのが今なんだと思う。わたしは、ハイを動かしたその力を「JET」と、「僕たちを飛ばすのはJETさ」の「JET」と言いたい。わたしは優斗くんの言葉で、5人のcompleteも、今回のコンサートも、伝説になるという言葉も、ちゃんと受け止められるようになった、気がする。ようやく、あの期間が本当の意味で終わったような、そんな気持ちになった。

あと、作間はラストの挨拶で、「前の自分に戻りたいとは思わない」と言ったんだけど、わたしもそう思う。わたしは、今の、前だけを見ている作間が好き。今までのことすべてを刻み込んだ肉体で、踊って、舞って。その姿が好き。その姿こそが美しいと思う。以前の任意の時点と比較して優劣をつけたいわけじゃない。いつでも、その瞬間の、今の作間をいちばんに好きでいたい。でも、わたしは新しいものを受け止めるのが苦手だし、今回も公演前に「耐えられる自信がない……」などとうだうだ言っていた。それでも、作間が前へ進んでいくというのならば、それを受け止めたい。ついていきたい。だってわたしは作間のこともハイのことも好きで好きで、楽しくて仕方がないから。まだまだおたくをやめるという選択肢はなさそうです。……というわけで、代々木の公演めちゃめちゃ楽しかったです。コンサート自体の感想も早くまとめたい。けどいつになることやら……