儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

団結、団結、と繰り返し歌っているけれど、もしかしたらビリーエリオットはそれとは正反対の話なのかもしれない。もう後がない炭鉱の町。皆が今自分たちの手の中にあるものにしがみつく中で、一人そこから抜け出すために新しいものを手に入れようとしているビリー。そうした変化から、家庭の中で兄や父とすれ違っていく、少し異質なものとして浮いてくる様子がなんとなーくデッドライン、勉強の哲学(こちらはまだ読んでいる途中ですが)と重なりました。最終的には、やっぱり炭鉱町の人々と「団結」するし、原作では大人になってもマイケルとは切れていない描写があるらしいけれど、わたしはあの終わり方から、あーこの2人は疎遠になるんだろうなあって思いました。それをマイケルも分かってそうなのが少し寂しい。自分以外の人の変化って意外と分かるものだよね。そんなわけでビリー大阪公演が楽しみすぎます。どうしよう何食べよう!!(結局それ)