儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

今でも走り続ける理由なの

前に女性言葉の歌詞が好きだということを書いた気がするのですが、今日「駆ける」の歌詞表示みたら「今でも走り続ける理由なの?」とクエスチョンマークがついていることに気が付きました。「今でも走り続ける理由なの」と「今でも走り続ける理由なの?」の間には大きな差があると思います。わたしは断然前者の方が好きです。女性言葉が少年の声で歌われることで生まれるギャップがたまらなく心地よいのです。どこか儚げだけれど、「理由なの」と言い切っていることから芯の強さも感じられます。わたしはこういう隠れた強さみたいなものに美しさを感じるのでクエスチョンマークなしの方が好きなのです。でも前後の歌詞から考えると「今でも走り続ける理由なの?」の方が収まりが良い気がするんですよね……サビの最後も「自分自身の心に出会えるかな」と曖昧な表現になってるから、言い切らずに問いかけてるほうがしっくりくるんだろうなーー……曲終わりも「夜明けの空を見つめて」ってまだ前に踏み出してない感じがあるから、全体を通して、まだ見えない未来にぐらぐらしてる心を描いた歌詞なんでしょう。だから「今でも走り続ける理由なの」ではなく「今でも走り続ける理由なの?」の方がやっぱりしっくりくる、のだと思います。でもわたしは「駆ける」という曲に溶け込んでるか否かを無視したら、何度でも言いますが、前者の表現の方が好きです……