儚いから愛おしく、慈しむほど輝く

呼び捨てされる嬉しい響き Good Chance 期待しちゃうな

かっこいいって難しい

どうでもいいことを引きずってしまうタイプなのですが(例:そこそこする送料を払い雑誌を手に入れた直後に出版社から送料無料で買えることを知った。泣きたい)最近は秋学期に提出したレポートにつまんないこと書いちゃったなーって凹んでいます。ここ1週間くらい……もう3か月くらい前のことなのに……

文学作品を取り上げて社会的・文化的性に関する授業計画を作成せよ、という自由度の高いテーマだったので、どうせ書くなら楽しく書こう!!必修じゃないし!!ということでジャニアイの戦争のシーンを取り上げて社会的性別の流動性について書いたのです。(ジャニアイが文学作品なのか?という指摘は絶対に来ると思ったので、「ショー的な側面が強い舞台作品だが戦争を描いたシーンについて言えば、演者が実際に戦争を体験した脚本家からの『語り』を受け継ぎ、それを自分なりに咀嚼し感情を吐露するような芝居で観客側に『語る』という二重の『語り』の構造が見られる作品だ!!だから文学だ!!」みたいなことを書いた。友達から「色んな意味で大丈夫?」と言われたけどA+が来た……からその日以来特技は言い逃げです。)簡単にまとめると、第二次世界大戦の終了と日本製エンターテイメント、特にジャニーズに代表されるような男性アイドル歌手の登場により、それまで少年の担っていた「戦う」役割は消滅したことを述べ、そこから社会によってあてがわれる性別の流動性について論じたのですが、その中で現代に生きる少年の担っている役割は「愛される」ことではないか、としたのです。そして、この場合の愛する、とは、単に容姿・外見に依存するものではなく、例え未成熟であっても高みを目指し努力を続けることに価値を置き、そのような姿勢を絶えず応援することだと述べました。でも、今考えると、自分で書いたことであるにも関わらず、なんかなーー……と思うんですよね。ジャニーズによって、頑張ることや個性を発揮することが「格好良さ」なのだと示されたのと同時に、単なる容姿・外見に依存する「格好良さ」の基準が示されたのも事実なわけで、そこをうやむやにしたのは、良くなかった。いや、書いている時からなんかなーーー違うなーーーーー絶対抜かしてはいけないなーーーーーーとは思っていたのです。でも2コマ分の授業計画を作らねばならなくて、その後「一方で少女に対して使う『愛される』という言葉にはルッキズムの眼差しも内包されているのではないか~」という流れにして2コマ目に繋げたかったから仕方なく端折った、のですけど、でも今更ながら、あああ……となっています……あああ…………何がつまらんって自分に都合の良いレポートにするためにルッキズムに関する記述をあえて抜かしたところだな。せめて「授業終了時にコメントシート記入」の項目でルッキズムに関する指摘があるだろうみたいなことを入れておくべきだった。

今更なんで成績の出たレポートのことを……って感じなんですけどそれはこの動画を見たからです。

(高校時代「一生TEDなんか見ない!!!」って駅で友達と誓ったのに暇になるとみてしまうのはなんやかんや面白いからなんだと思う) 

容姿について悩む女の子はよく取り上げられると思うんですけど(この動画でも女の子に関する話が中心ですし)実際には性別関係なしに降りかかってくる問題だよなーと。

それにしてもかっこいいって難しいよ!確かにわたしは盛れてる作間の写真見てかっこいい!!!って思うことがよくあるけれど、それ以上にダンスやローラーをしてる作間の方がかっこいいって思うしさーー……だからといって外見が全く違うものであってもスペックが同じであれば誰でも良いのかと言われたら良いわけないしそれは作間じゃないし(当たり前)結局大切なのは「個」なんだろうけれど、その「個」を選ぶ際に容姿は多少なりとも影響を及ぼしているわけで。はーーあぐるぐる。なんか久しぶりに考えなくても良いこと真剣に考えてる気がする。

あと参考文献でこれを挙げた……容姿にのみ依存する「格好良さ」以外の「格好良さ」について書かれていたのが印象的でした。でも遥か昔(と言っても数か月前だけど)に追われながら読んだからそれ以外全然頭に入ってない……図書館再開したらまた読みに行きたいです。

ジャニーズと日本 (講談社現代新書)

ジャニーズと日本 (講談社現代新書)

  • 作者:矢野 利裕
  • 発売日: 2016/12/14
  • メディア: 新書